I'm so happy !

ただの俳優のオタク。

また春が来たよ、君と生きる春が、

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最近、電車での読書が捗らない。窓の外が明るくて、空気がそわそわしている。建物や緑がくっきりとして、光の縁取りがされている。

春が来るんだなあ、と、きらめく水面を見た。電車の中から見る川はきれい。実際はどうか知らないけど、遠くから見るぶんにはきれいな黒に光っている。

先日、天使の久々の舞台が終わった。とても良い舞台だった。カンパニーのみんなも仲良く、最近の2.5舞台では珍しいくらい終わるのが寂しかった。驚くほどの喪失感。久々に声を上げて泣いた。ラストのカーテンコールで、舞台上にいる天使を見て、涙が止まらなかった。天使が芝居を辞めなくて本当に良かった。ただそれだけだった。心の底からそう思った。嗚咽するほど泣いた。終わりにわざわざ友達が来てくれて、そこでもばかみたいに泣いた。

事務所は辞めるんだろうなあとずっと思っていた。降板があって、演じることも辞めてしまうのかと思った。不安で不安で仕方なかった。公演中、とあるストレスから一時的に耳が聞こえなくなったときがあって、こんなにも天使に依存してる自分にびっくりした。自分のためにも良くないなと思った。

それでも天使は舞台に立っていた。それで良かった。わたしはそれしか望んでいないし、天使もそう言っていた。それが彼の仕事だからね。

いつまでも鳴り止まない拍手、照明の元で笑う天使。わたしは最前なのにとても遠い。どこまでも悲しかった。

次の舞台で天使はフリーになる。フリー!それは、きっと天使が思っているより大変だ。わたしはなにをしよう。どうしよう。してあげられることは限られるけど、やっぱりわたしは天使に好きなことをしていてほしい。

どこまでいけるかな。わからないな。

もし世界中が敵になったとしても、わたしだけは味方でいてあげるよって言いたいけど、それは天使次第だ。

それじゃあまたね、次も味方でいさせてほしいな。

また春がやってくる。君と生きる1年が、花開くよ。