午前2時の戯言
酔っ払って帰宅する午前2時
揺れるタクシーは不快感を加速して
頭の中をめぐるandymoriが囁く
「きっと世界の終わりもこんなふうに
味気ない感じなんだろうな」
うねるギターと不快感
狭いトイレに広がる音と男
「アイラビューベイビー
なんて歌っているから
窓の外ダイブしたくもなるんだよ」
吐瀉物と嗚咽、ああ紺碧の空が見たいな
デパスを飲んでメンヘラ気取ってもさ
救ってくれるヒーローなんていない
男はいつだってヤレる女を探してるし、
わたしに流れる血は赤い
しんしんと更ける夜がさ
どこまでも迫ってきて
逃げられない
ああ、海を泳ぐ鮫になりたい
そうしたらあの大きな歯で
なにもかも砕くのにな
なにもかも