I'm so happy !

ただの俳優のオタク。

書くということ

みなさんは手紙を書きますか?

学業を卒業してしまうと、活字を書く、ということから遠退いている人が多いのではないでしょうか。

さて。

若手俳優に限らず、オタクは手紙をよく書きます。このご時世にも関わらず。ツイッターやブログコメントでは書ききれないほどの気持ち、想いを字に込める。それは殆ど自傷に近いと思う。嬉しいことも楽しいことも、ときには辛いことや悲しいことも、書いて伝えるのってすごく大変だ。ソーシャルな輪が広がって、気軽な気持ちで俳優本人に発言できるような時代になったからこそ、文字を書いて読んでもらうってすごいことだと思う。そして何より念が篭る。

気持ちを伝えるというよりは、一方的に当てにいってるわけだからそりゃあ篭るけども。ドッチボールなわけ。一方的なリンチに近いと思う。考えても見て!?いきなりさあ知らない人から5枚も6枚も自分のことびっしり書かれたもの受け取ったら怖くない!?わたしはちょっと怖い!!どかどかボール当てられる気分!嬉しいって気持ちもそりゃあるだろうけど。たぶんこれが怖くなくなったら若手俳優として一歩進むんだろう…。

Twitterとかで「ブス!」「害悪!」とか勝手に呟かれてるのと違うわけです。(他意はありません。)発信者からしたら同じかもしれない。その人に対してメッセージを送るって行為は同じだし、それは手紙もリプも空リプもいっしょだ。どれも一方的に当てにいってるけど、でも大きさとか速さとか強さとかが全然違う。密度もあるな。ゴムボールに見えて中身鉛みたいな。なに言ってんだわたしは。

さいきんばりばりばりばり手紙書くの止めようかなあって思ったんですよ。書くって重いなあってふと思った。たばこ吸ってコーヒー飲んで、さあ書くぞ!って、便箋にボールペンを滑らせて、急に怖くなった。

ほらわたしメンヘラじゃん?!天使への手紙もこんなんだったりすげー落ちてたり、言葉選びがわけわかんなかったりするわけですよ。手紙の中で躁鬱繰り返したり。やべー女だ。果たしてこれを読む天使のメンタル削れないだろうか…と不安になった。

文字の力は偉大だ。それを知ってるからこそとても怖い。

でも、

ボールを当てにいかないとわたしがそこにいるのもわからないんじゃないかなって、それも怖くて。

天使はわたしが現場にいないとは1ミリも思っていないんだけど(これもまた問題なのですが)、それでも怖いものは怖い!

おたくってそういう葛藤で手紙を書いてるんじゃないかな。どうでしょう。

まあ俳優によっては大事なとこにマーカー引けだの読んでるけど捨ててますだのお焚き上げしてますだのびっくりすることをしてくるやつもいるので一概には言えないですが。

いやー、推しに手紙お焚き上げされてたら引くな…いや念はあるだろうけどさ…。正しい処置な気はするけど…。

わたしは推し以外にも手紙を書くのが好きで、よく書くのだけど、やっぱり素敵だなと思う。

だからやっぱり書こうかな。人間言わなきゃわからないし。伝わらないなら思考の意味がない。

とりあえず、この新しいボールペンのインクが切れるまでは、書き続けてみよう。