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ただの俳優のオタク。

わたしを作った音楽10選

 

今は本当に時間が出来たときにしか聞いたり行ったりしませんが、昔は音楽がないと生きて行かれなかったタイプの人間でして。ライブハウスに通ってモッシュに揉まれてるときしか生きてるって感じない!みたいな。典型的なロキノンサブカル女でした。黒髪ボブだて眼鏡だったし。リュックとカメラは持ってなかったけど。

わたしの好きなバンドはなんだか解散してしまうことが多くて、彼らの新しい音が聴けないことがいつも悲しい。でも彼らの作った音楽は永遠に生き続けるわけで、それは音楽の魔法だと思う。残るもの、音、リズム。

メンヘラサブカル女はメジャーを嫌う傾向にあるので、まあわたしの好きな音楽はマイナーが多い。全然聞かれないままなのはちょっと寂しいなあ、と思う。だからみんなも聞こうよーという押し付けの記事です。

 

 

1.未完成VS新世界

未完成VS新世界『どんてん生活』 - YouTube

わたしが世界で一番好きなバンド。わたしの世界を作ったひとたち。1人でライブに行った。彼らの音楽で泣いた。救われた。

札幌出身のバンドで、メンバーチェンジをくるくると繰り返し、アルバムを出してすぐに所属事務所が倒産、ギターボーカルが喉を壊して声を出すなと言われているのにライブに出たり、ギターボーカルが事故で指を切断したり、とにかく不遇だった。でもどうしてか彼らの音楽はいつだって素晴らしい。

彼ら、というか、ギターボーカルの澤田さんの音だ。

澤田さんは今しかない、を知っている。そうして生きている。本当に彼には音楽しかなかった。そうして生きていた。単純にすごいと思う。1つのものだけで生きていくのは、わたしには心細い。

澤田さんの詞はすごい。いつだって音楽と生きていて、それしか知らなかったんだなと思う。それが当たり前だと書いている。

澤田さんのブログもとても素敵なので、この記事をぜひ読んでみてほしい。そうしてなにか感じたら、CDを買って聞いてみてほしい。

続夕暮れ大会:夜のとばりにはもう飽きた

 

 

2.andymori

andymori "CITY LIGHTS" - YouTube

 

オルタナロックスリーピースバンド。ギタボがドラッグやって解散騒ぎ、解散ツアー前に飛び降りして大怪我、とクレイジーなバンド。なんともロックだ。

音作りが確定しているなあと思う。音も歌詞も演奏も自由、自由にやれるだけの技術。

わたしは薬で飛んだことはないけれど、彼らのPVを見るとこういう感じなのかな、と思う。

 

3.宇多田ヒカル

宇多田ヒカル - 誰かの願いが叶うころ - YouTube

 

メジャーだけど!!やっぱり外せないのです。個人的にはアルバム収録曲のが良い曲が多いと思う。R&Bテイストでポップな初期はもちろん、ULTRA BLUEあたりのダウナーな曲、どれもこれもとても素敵だ。一枚一枚、一曲一曲に明確なテーマがある。

 

4.谷山浩子

カントリーガール 谷山浩子 - YouTube

逃げたくなると谷山さんを聞く。逃げ場として使うのは大変失礼なのはわかっているんだけど、それでもやっぱり心地よい。上記のカントリーガールはポップで暗い曲(相反するものを同時に表現出来るのは音楽だけだ)だけど、他にもたくさんのテイストの曲があるのでぜひ聞いてみてほしい。

意味なしアリス、SORAMIMI、リカちゃんのポケット、不思議なアリス、SAKANA-GIRLあたりは聞いてほしいなあ。ベースがかっこいい曲多いです。

 

5.モーモールルギャバン

サイケな恋人/モーモールルギャバン - YouTube

Jポップテロリスト。ギターレスドラムボーカルバンド。ドラムがライブ中にドラムセットから落ちて股関節骨折するなどとてもパンク。パンティとユキちゃんに固執していますが、とても素敵だと思います。ユキちゃんシリーズは順番に聞いてほしいな。

 

6.倉橋ヨエコ

倉橋ヨエコ 損と嘘 - YouTube

ジャズ!上記の損と嘘は個人的恋愛ソングです。自らを表現者と呼び、表現の手段として音楽を使った人。

悲しみを浄化するために作って歌っているので、曲は明るく詩は暗くてもどこか前向きだ。だから元気が出るのかもしれない。物事はすべて考え方によるんだなあと思わせられる。

 

7.東京エスムジカ

ハッピー・エンド・レターズ - 東京エスムジカ - YouTube

知ってる人いたら友達になりましょう。わたしが絵を最大に描いていたときいつもモチーフにしていた音です。

世界は愛で満ちているんだなあと泣きたくなる曲ばかり。

 

8.HOWL BE QUIET

HOWL BE QUIET「GOOD BYE」MV - YouTube

ギターの竹縄くんの曲が好き。

当時高校生だった彼らとわたしが出会ったのは軽音部の県大会で、そのとき彼らはそれぞれ別々の3つのバンドだった。わたしはドラムのとーるさんの所属していたバンドの作る音楽がとても好きだった。

竹縄くんのバンドがそのとき演奏した曲は今でも覚えてる。この人は音楽が好きなんだなと思った。

そのあと、なんやかんや縁があって彼らのライブを観に行くようになって、わたしは高校生の間中彼らの音楽で生きていた。

高校生バンドの出る大会に出たりしていた彼らを応援して、スタッフしたり、文化祭を観に行ったり。高校生なのにびっくりするほどライブをしていた。竹縄くんのバンドが大会でいいところまで行って、テレビに出たこともあった。とてもすごいと思った。

最後の文化祭はテレビや大会の影響ですごい人で、わたしは終わりを感じて泣いて泣いて泣いた。新バンドを作ることは知っていたけど、3つのバンドが終わりを迎えることが悲しかった。

HOWL BE QUIETという名前になる前に別の名前で活動していたことがあるのだけれど、そのとき、もうわたしは応援しなくても大丈夫だなあと思った。

たくさんの想い出が詰まったバンド。音は変わらない。たまには昔の曲もやってね。

 

9.ハヌマーン

ハヌマーン「Fever Believer Feedback」 - YouTube

オルタナロックバンド。個人的には日常切り取り系だと思う。音も詩も。アナーキーインザ1kとか聞いて、いいなあって思ったらぜひCD買ってほしいな。鬱屈したモラトリアムを抱えてる人には感じるところがあると思う。解散済みだけど、ギタボが新バンド組んでるのでそっちも良いですよ。

 

10.THE ラブ人間

【砂男 / THEラブ人間】 - YouTube

恋愛至上主義バイオリンがいるバンド。大人と子供(初夏のテーマ)という曲に、

 

財布の中にはいつだって

タクシー代を持つようになった

大人になったからそんなの

当たり前になった

 

という歌詞があるんだけど、本当そうだよなあ〜と思う。いつの間にか勝手に成長していくんだよ。怖いな。そういうことを歌うバンドです。

 

 

 

と、いうわけで10選でした。他にもまだあるけれど、きょうはここで。

好きな音楽って人格を形成するよね。人生観を変えると思う。音とリズム、他人によって世界が作られる快感なんだと思う。それに依存すれば大丈夫だから。

大丈夫って魔法のことばだ。わたしはいつだってそれに頼りっきりで生きている。