I'm so happy !

ただの俳優のオタク。

楽しいことしかしたくない!

 

 天使のガッツをやめた。
 やめたというと語弊があるかもしれないけれど(いうて今年の舞台の半分は全通してるし、プレもふつうにしてたので)、つまんねーものには行かない、と決めたのは結構革命だった。ガッツをしないと干されるのではないか? と思うわたしと、これ以上肌に合わない舞台を観続けたら精神的に死ぬよ! と思うわたしの殴り合いの結果、精神安定が勝った、という話だ。
 久々に天使の舞台の初日に行かなかった日、わたしは家で同人誌を読んでいた。あかーむは最高である。同人誌を読んで、早めに風呂に入って、猫と犬と遊んで、早く寝た。次の日すっきりと起きた。舞台というものは本当に時間を奪うものだな、としみじみ思った。時間という有限のものを使って、イライラしたり、悲しくなっていた今までを思うと虚無になった。あかーむを読んだら忘れた。あかーむは最高である。大事なことなので二回言いました。
 久々に初日に行かなかったし、手紙も書かなかった。そのあと、公演を観るのはちょっと勇気がいった。憂鬱だな、と思ったし、天使のことを好きじゃなくなっていたらどうしようと思った。干されたらどうしよう、とも。別にファンサ舞台とかじゃないんですけど。
 でも、全部杞憂だった。舞台に立つ天使はめちゃくちゃ輝いていて、きらきらしていて、内容はもうマジつまんなくてゲロ吐くかと思ったんだけど、天使のことをちゃんと好きだった。安心した。好きでいて良かったと思った。舞台にいる天使は全然変わっていなくて、カテコでしっかりわたしを見つけ、笑顔だった。良かったと思った。やっぱつまんねーし制作しなねーかなという気持ちだったけど。それはともかく。
 ちゃんと好きで嬉しかった。天使は全然変わっていなかった。変わったのはわたしの方だ。天使を好きになって六年。今まで変化がなかったことにぞっとする。天使は変わらないわたしを見てどう思っていたんだろう。なんにも考えていないだろうな。まあ、そういうところが好きなんですが。

 天使よりも優先できるひと、ひとっつーかまあ絵なんだけど、それが出来たのが大きい。安室透は女神である。二次元は楽しい。好きの分散は、やはり精神衛生上、一番良いということがわかる。人間は時間とお金を犠牲にして学んでいくんですね。よくわかりました。

 

 天使とは、今までで一番良い関係を築けていると思う。
 なにか言ったら嫌われるんじゃないだろうか、なにを話したら好きになってもらえるんだろうか、そう思ってびくびく会話していたあの頃より、確実にフランクで、お互いのことを考えていると思う。毎日必死に天使の残滓を追いかけていたころよりは、距離感としてだいぶ楽だ。苦しくない。し、天使も怖くないだろう。わたしが天使を必要としていることが、悪いことだとは思わないけれど、天使にはきっと辛そうに見えていたんだろうな。何年もいっしょにいたはずなのに、気付くのがだいぶ遅くなってしまった。

 好きなことだけして生きていきたい。
 未完成VS新世界というバンドの、消えないための方法という曲に、都合のいいことだけ覚えて生きていけますように、という歌詞がある。オタクはみんなそうあったらいいなと思う。みんな、お金と時間を使って推しに会いに行ってるんだよ、都合のいいことだけ、覚えて生きていこうよ。
 だから、嫌なことはやめた、という話です。

 来年、天使の仕事はまだないけれど、面白い舞台だったら全通するだろうし、つまらない舞台なら一回や二回で終わるだろう。でもそれでいいかな、と思う。わたしが楽しい、が基本だ。やっぱりね、天使もよく言ってるし。


 平成、わたしはとても楽しかったです!これからもずーーーっと楽しいよ!楽しいことしかしたくない!

 

 

誰にも知られずに消えていった誰かの歌みたいに

誰にも知られずに消えていった誰かの歌みたいに