ただの日記
蝉の声が聞こえる。じゃわじゃわじゃわじゃわ。前はもっと五月蝿かったのに。少なくなった蝉の声。きっと、すり減っているんだろう。
起きたらもう12時を回っていて、つけられたエアコンが部屋を冷やしていた。日差しと風、車の音と夏。
ここしばらくなにもしていない。なにもする気にならない。日がな一日寝るか、ぼんやりとするか、ただそれだけだ。天気いいなあ、死にたいなあ、と思ってアルコールを飲んでいる。アイスティーにアマレットを溶かすと、杏仁豆腐の味がする。
冷房が嫌いなので、エアコンを切って家中の窓を開けている。母親は嫌がるが、冷房がついているとさらに気分が落ち込むので仕方ない。風はいつだって気持ちいい。
きょう、学校の夢を見た。
わたしは小学校からずっと一貫校に通っていたので(まあ高校はあんまり出席していないが)、学校の記憶は一箇所しかない。学年主任と、大好きだった何人かの教師が出てきた。懐かしかった。学校は今でも好きだ。あんなにわたしの事を心配してくれたのに、けっきょく期待に応えられなかったのは申し訳ないと思うけど。
なにもしてないのにどんどん時間が過ぎていく。
先月、京都に行った。暑くて人が多くて、お寺を回ったら具合が悪くなった。気が多いところは疲れる。
それでも空が高く、楽しかったなと思う。なんだか夢みたいだった。緑がきれいで、お茶は美味しくて。ありが這っていた。何匹も。たくさんの命。
逃避だ。完全に。わかっているが逃げたい。なにもしたくない。目を瞑って、そのまま砂のようにさらさら、消えられたらいいのに。
蝉が鳴く、消える命、続く命。なんのためなんだろうね。わたしにはわからない。
モチベがないです。やめたいです。