I'm so happy !

ただの俳優のオタク。

兎にも角にも安室透



ナチュラルにホモの話をしてます

※ネタバレ有





兎にも角にも安室透である。

毎年名探偵コナンの映画をだいたい初日に観ている。なんとなくの習慣だった。例に漏れず、今年も観た。面白かった。安室透がかっこよかった。友達の安室の女に楽しく感想ラインを送り、なぜか、次の日も観た。

わたしは首を傾げた。おかしい。褐色キャラは好みじゃないし、長身も好みではない。

安室透はコナンに出てくるイケメンで、人気キャラクターだ。今年の映画は、言うなれば安室PVである。大スクリーンで、2時間たっぷり安室透がかっこいいPVを見せられる。アクション、カーアクション、笑顔に不穏な表情、鎖骨にロールアップ、そして恋人宣言。

2回目の執行が終わった時、動悸に満ちた胸を押さえてわたしは気付いた。(……これは安室透が好きなのではないか?)安室透のことを考えると、そわそわどきどきする。次のチケットを予約しながら、考えた。これは恋なのではないか?それは確認だった。わたしは、恋に落ちたのだ。


そもそも安室透はずるい。設定からしてずるい。暗い過去、3つの名前を操る秘密主義、童顔でかっこいい顔、高い背、長い足、ハーフ、腕っ節も強く、ドライビングテクも物凄い。安室透のキュートな笑顔、バーボンのニヒルな笑み、降谷零の冷酷な笑い……オタク女が好きになる要素を全て抑えている。役満だ。ハラショー!調べれば調べるほどに愛しくなるあむぴこと安室透に、思わず拍手した。なんせ、映画を観たら安室透に抱かれているようなもんだし、恋に落ちないわけなかったのだ。これは必然だった。

わたしは歪んだ性癖の持ち主なので、とりあえず好きになった2次元はホモにする。

純黒を観たとき、特に好きでもなかったがホモやんけ!と思った赤安を読むことにした。

毎日、あかーむを読み漁った。あかーむを読みながら寝落ちし、起きてあかーむを読んだ。夢にあかーむがでてくるくらい読んだ。凄かった。びっくりした。久々に、萌えという感情を思い出した。

あかーむはすれ違う。これでもかというくらいすれ違う。すれ違うし、お互いを追いかける。お前ら頭いいはずなのになんでそこまですれ違うかな!?と驚くくらいすれ違う。腐女子はすれ違うホモに弱い。

まず、安室透は赤井秀一に親友を自決に追い込まれたと思っている。実際、自決の引き金は安室透の足音だったんだけど、赤井秀一は安室透を傷つけないために真実を明らかにしていない。しかも怒りのポイントが、あれほどの男なら死なせないことも出来たと信頼していたのに裏切られたから、もうここの時点で100点。花丸あげちゃう。

原作を読めば読むほど、アニメを観れば観るほど、どう考えても付き合っている。なんか公式が二人を推してる。どういうこと?詳しくはちょっとググると出てくるので調べてね。

公式のインスタのタグに#赤安がつけられたその日、わたしは白目を剥いて叫んだ。公式やんけ!!こうしてわたしは、あかーむの女になった。Woman of AKAMである。


兎にも角にも、安室透である。

自然と、グッズを買っていた。セガくじを引いていた。プライズのフィギュアを撮っていた。大阪住みの友達に、USJ限定グッズを頼んでいた。どんどんあむぴが好きになる。とても楽しい。執行されて、あむぴのフィギュアを眺め、DMMで買った純黒を観て、pixivを読む。サイコー。

朝起きて、あむぴの守っている日本に生きていることに感謝するし、あむぴの給料のために税金を払いたいと思う。でも、あむぴは2次元なので、いつでもやめられる。逃げ道があることはわたしを安心させた。日常は全てノープロブレムだ。あむぴとわたしは持ちつ持たれつ、都合のいい関係を築けている。

2次元は干渉してこないし、干渉されない。楽だった。とても。逃げているのかもしれないけれど。



兎にも角にも、あかーむである。

なんとハマってすぐにスパコミが開催された。久々に一般参加した。始発で行くのは、数年ぶりだった。そもそも即売会に行くのも久々である。

サークルチェックをし、ため息をつく。この壁の数はだめだ。わたしは俳優のおたくの友達に声をかけた。買い子してくれないか?フッ軽に定評のある友達が3人、特に用事もないのに来てくれることになった。1人、自分の買い物が終わったら手伝うよと言ってくれた。これで買い物は完璧だ。

当日、俳優のおたくたちは「絶対勝ちてえ!」の意思の元、ビックサイトを歩き回った。3人のおたくたちは初参加とは思えない連携プレーで壁を制圧していく。11時、あっさりと買い物は終了し、わたしは96冊のあかーむ本を手に笑顔だった。みんな楽しそうで、喋って笑った。いい時間だった。

本を買うだけで笑顔になることがあるんだな、と思い出し、本の重みで内出血した腕を見て笑った。



さて、兎にも角にもあむぴである。

現在ゼロの執行人の興行収入は60億を突破したところだ。わたしはあむぴの女としてあむぴを100億の男にするミッションがある。

まだ観ていない人はぜひ観てください!

友人たちはもう一度連れて行く。よろしくお願いします。わたしは元気です。